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1990 -WestBerlin- [1990 Europa]

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(MINOLTA α7700i / AF ZOOM 35-105mm f3.5-4.5 / RHP / EPSON GT-X970)






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歴史によると、1989年11月9日が「ベルリンの壁崩壊」の日とされている。

実際には物体としての壁はそこにあるのだが、東ドイツ国民の出国が自由になった日である。
その日から3ヶ月後に私はその地に立っていた。
地元の人々、観光客入り乱れて壁を削っていた。
削り取った壁の欠片をお土産として売っている者もいれば、タガネと金槌といった道具を貸し
ている者もいる。ちょっとした壁バブルであった。
削られた壁面に新たに落書きがされている光景も印象的であったが、壁そのものよりも国境上
に建つ建物の西ベルリン側の窓がレンガにより塞がれている姿が、徹底的に分断された遺構と
してより衝撃的だったのを記憶している。


ちなみに、先程の壁の欠片であるが日記によると1個1西ドイツマルク(約90円)で売っていた、
とある。
私には大学の実験棟の周辺に落ちているコンクリートの欠片と同じものにしか見えなかったので
持ち帰ることはしなかったが、今にして思えば歴史的遺物であったかもしれない。(笑)







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JUNKO

歴史的な瞬間に立ち会ったと言えますね。貴重な写真です。私にはあの日が突然に来たという記憶しかありません。
by JUNKO (2019-02-18 21:20) 

icarus

>JUNKOさん
今更ながらに歴史が動いている貴重な時間の中にいたのだと思っています。
by icarus (2019-02-19 21:27) 

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