1990 －Rome－：深･写真的迷宮：SSブログ

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路景｜1990 －Vatican－ブログトップ

1990 －Rome－　[1990 Europa] [編集]

(MINOLTA α7700i / AF ZOOM 35-105mm f3.5-4.5 / RHP / EPSON GT-X970)

夜の8時前に夜行寝台でウィーンを発ち、約14時間の長旅で10時前にローマに入る。
まぁ、道中ほぼ寝てたけどね。（笑）

いつものように宿探しを始めるが、ローマのYHは（盗難などの）安全に不安があるので
ホテル、あるいはペンションを探すことになる。
当時、ツーリストの間ではイタリアは南下するほど治安に不安がある、と言われていた。
要するにミラノ･ヴェネチア→フィレンツェ→ローマ→ナポリの順に持ち物の盗難リスク
が上がるというわけである。
真偽のほどは定かでないが、その手の情報は不利側に受け止めておくほうが良い。
で、ガイドブックに載っていたペンションに行くが、ここでやらかす。また。（笑）
間違えて隣のペンションに入る。が、2件とも同じ経営者らしく、また値段も手頃だった
のでそこに決めたと日記にはある。

ローマは半分遺跡のままの街である。（半分は言い過ぎか…。）
コロッセオ、フォロ･ロマーノなど今ならテルマエ･ロマエ気分が浸れるかも。（笑）

ローマ遺跡ほど古くはないがヨーロッパの街には中世の建物などが多く遺っている。
私の旅した2月という季節は、観光にあってはオフシーズンでこういった古い建築物など
は補修工事中であることが多い。
せっかく訪れても外観に足場が架かっていたり、内部に入れなかったりすることもあった。

今日の最後のカットは、ローマを代表する観光地トレビの泉である。
水は抜かれ、足場が架けられて補修中であった。
この泉にコインを投げ入れるとローマに再訪できるというのは有名な話であるが、工事中
であったので私はコインを投げ入れることができなかった。

この旅以降、私がローマをはじめヨーロッパ諸国に再び旅する機会が訪れることがなかった
のは、このことが原因ではないかと推察する。（笑）

いつものレートについては、0.12円/1イタリア･リラであった。