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1990 -Ronchamp- [1990 Europa]

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(MINOLTA α7700i / AF ZOOM 35-105mm f3.5-4.5 / RHP / EPSON GT-X970)






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いよいよ今回の旅のメインイベント「ロンシャンの礼拝堂」である。
ここを素通りしたのでは何をしにヨーロッパまで来たのかわからないし、見てこなかった、と
言えばスポンサーである事務所の所長に何を言われるかわかったものではない。

昼前に出発するバスで礼拝堂の建つ山の麓まで移動する。
メモによるとバス代は18フラン、約450~500円。つまり、そういう距離感である。
バスの運転手さんはとても親切な人で、乗るときに確認のために聞いた「ロンシャンまで行く?」
の問を覚えてくれていて、降りるバス停が近づくと教えてくれた上、バス停から礼拝堂までの道
も教えてくれた。
バス停から礼拝堂までは約1.5Km。
舗装されている道路とは言え山登りである。勾配はひたすら上り勾配。
節約のためバスと徒歩を選択したが、方法としてはタクシーをチャーターするというのもあった。
そっちが楽だったなぁ。(笑)

さて、少々体力的にしんどい思いをして登りきった後に現れた礼拝堂は青空の下、緑の草原の上
に白くどっしりと腰を下ろすその姿は、これまで写真で見てきたものより比較にならぬほど素晴
らしくこれまでの苦労を忘れさせてくれた。
周辺からの姿はもとより、内部空間、ディテールなど何度もじっくり見て廻った。

数人の観光客がいたがその中に3人の日本人がいた。
話をすると大阪から専門学校のツアーでパリに来たというその学校のOB三人衆であった。
どうしてもここに来たかったので自由行動のこの日に日帰りでやってきたと言う。時間短縮のた
め、ベルフォールからタクシーをチャーターして来たと言うので帰りにご同伴をお願いすると、
快くOKしていただいた。
だが問題はタクシーの方である。果たして増員をOKするのか。
彼らはベルフォールからロンシャンまでの往復(現地で2時間待ち)で200フラン(5000~5500
円)の料金で約束したらしい。じゃあ片道だし、40フランぐらいかな?と思いきや60フラン(約
1500円強)で乗せてやると言うのでちょっと高いかとは思ったがお願いした。
何より、見て回っているうちに天候が下り坂になり寒かったのである。(笑)
商売上手だが優しい運転手さんであった。

このタクシー、車はベンツであったので後ろに3人乗ってもゆったりで先の3人にさほど窮屈な思
いをさせることもなく安堵した。
ちなみに、この乗車が私の初ベンツとなった。(笑)







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JUNKO

じかに見た感激は大きかったでしょうね。ヨーロッパの人ははっきりしていますから、私はこの団体のガイドを依頼された、あなたは違うと立ち聞きする人をはっきり拒否していたのが印象的でした。
by JUNKO (2019-04-23 22:12) 

icarus

>JUNKOさん
ドライですね。
by icarus (2019-04-23 22:17) 

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