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1990 -Paris・the last day- [1990 Europa]

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(MINOLTA α7700i / AF ZOOM 35-105mm f3.5-4.5 / RHP / EPSON GT-X970)
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パリ最後の日、すなわちヨーロッパ放浪の旅も最終日となったこの日はバスチーユ・オペラを
皮切りに、アラブ世界研究所など観残している建築物を観ながらパリの街を歩いて回った。
そして夕方、最後に訪れたのはポンピドゥー・センターであった。
別に狙った訳ではないが、ヨーロッパ到着後ロンドンで最初に観た現代建築はロイズ・オブ・ロ
ンドンであった。奇しくも、両方共建築家リチャード・ロジャース卿によるものである。

数々の観残しや思い残しを抱えながら、翌朝、朝食を終えるとそのまま空港に向かい日本への
帰路につく。
帰りも来た時と同様、北回りのアンカレッジ経由。ソウルでトランジットの後大阪伊丹空港に
降り立った。
すでに夜遅い時間であった。
急げば最終の新幹線に間に合ったと思うが、長い空路で疲れていたこともあったので大阪で一
泊することにする。
もちろん、宿は決まっていない。
しかし、1ヶ月近くも宿を探しながらのその日暮らしを続けてくれば何の苦もない。
何せヨーロッパと違い、ここでは言葉が通じ意思疎通ができるのである。
という訳で、空港前からタクシーに乗り込み行き先を告げる。
「明日、新幹線に乗るので新大阪駅に便利のいい所で、運転手さんおすすめの安いホテルか旅
館に連れて行ってください。」
ベテランの運転手であればこの手の馴染みは持っているものである。
無事、「よっしゃ!まかしとき!」と言うことで、とある民家のようなビジネス旅館に案内さ
れる。女将さんも優しい方で、お腹すいとるでしょう、と夜食におむすびを持ってきてくれた。
そして、久しぶりに布団の上でゆっくりと眠ったあと、翌日新幹線で広島へ、そして無事に自宅
に帰り着く。


平成2年3月10日の土曜日のことであった。







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JUNKO

1か月ぶりのお握りは美味しかったことでしょう。私が息子と行ったのは1980年ころですから、10年は昔ですね。
by JUNKO (2019-05-18 22:42) 

icarus

>JUNKOさん
旅の良いシメになりました。
by icarus (2019-05-18 22:44) 

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