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宗旨変え [カメラ]

私の世代で「Z」と言えば「マジンガー」か「フェアレディ」である。
「ガンダム」などと言う輩はまだまだケツの青いガキである。(笑)
「Z」はアルファベット最後の文字。
これ以上は無い、と言う意味でこれらのネーミングに用いられている。
時計のオメガ(Ω)も同様だ。(ギリシャ文字で最後)
冴羽獠ならXYZで「もう後がない。」となる。(笑)

まずは自分を納得させなければならない。

私の趣味は「写真」である。
すでに言わずもがなではあるが、もっと狭義に言えば「覗き」である。

私は基本、ファインダーを覗かないで写真を撮る、などと言うスタイルで写真を撮らない。
ファインダーを持たないカメラであれば、わざわざ外付けファインダーを取り付ける。
これまでOLYMPUS EP1やLEICA X1を使っていたときもそうであった。
そのファインダーも見えが良くなければならない。
なぜなら「覗き」を楽しむためである。
と言うのも、写真を始めて以降、その製品がなくなるまで私はminoltaのカメラを愛用してきた。
そう、アキュートマットのファインダーである。
素晴らしく明るく、よく見えるファインダーであった。
そうしたファインダーのカメラで育ったせいか、EVFのファインダーには馴染めなかったのである。
と言うよりも、感動に出会い、その感動を切り取るためにファインダーを「覗く」。
そこには絞りに応じてボケ、或いは深い被写界深度が確認できるとか、露出補正が反映された画が
見えるとか、そういうことは必要ない。
いまそこにあるそのままの光景を覗きたいのである。
なのでファインダーはOVFが基本。

現状の私のメイン機はFUJIFILMのX-Pro2だ。
「アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー」と言う必殺技のようなファインダーを持つ
カメラであるが、EVFなんてパララックスの大きい近接撮影の時ぐらいしか使わない。
他のカメラもそうであるが、EVFに見える画は何やらコッテリ色の乗ったコントラストの高いもので
覗いていて楽しくない。
山岡士郎風に言えば、「化学調味料の使いすぎで舌がピリピリする。」と言うやつだ。(笑)

そんな私が出会ってしまった。
満足のいくEVFに。
と言うか、実に自然に見えるEVFに。OVFと見紛う画である。

出会ってしまったものはしょうがない。
我が家においでいただくことと相成る。


一年の最後「Z」な時期に「Z」を出迎える。






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タグ:Nikon Z6 写真
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